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クロスズメバチの特徴と危険性!駆除が難しい理由は巣の場所にあった

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クロスズメバチの特徴と危険性!駆除が難しい理由は巣の場所にあった

クロスズメバチを見かけるようなことがあったときは、近づかないように注意してください。黒系統のハチといえば『クマバチ』をイメージする方も多いことでとでしょう。クロスズメバチとクマバチで比較すると、クマバチのほうが見かける機会が多いからです。

クロスズメバチは、ずんぐりとした体形のクマバチと違って、スマートな姿をしています。その名のとおり、スズメバチらしい形状です。クロスズメバチは、比較的おとなしいハチとされています。しかし、刺激を与えてしまうと、防衛本能から攻撃してくる危険性があるからです。

ここでは、クロスズメバチの生態から巣の特徴、万が一見かけたときの対処法などについてご紹介していきます。クロスズメバチに関する理解を深められるはずですので、ぜひご一読ください。

クロスズメバチは小さくて正確もおとなしい

ここでは、クロスズメバチの見た目や危険性といった生態について、ご紹介します。生態について知識を深めておくことで、遭遇したときに対処しやすくなるでしょう。

・見た目

クロスズメバチは体長およそ10mmから15mmで身体は全体的に黒く、何本もの白い線が入っています。スズメバチといえば濃いオレンジ色と黒色のシマ模様をイメージする人が多いと思いますが、クロスズメバチは名前のとおり黒色が特徴です。

しかしハチらしいシャープな体形をしているため、黄色の体毛も生えていない真っ黒なハチが飛んでいたときには、クロスズメバチと考えてよいでしょう。

・危険性

スズメバチの一種ではありますが、攻撃性はそれほど高くありません。ハチのなかではおとなしい部類と考えてもよいほどです。しかし、危険性がゼロというわけではありません。

おとなしいとされるクロスズメバチでも、自分自身や巣を守るためには攻撃してきます。針で刺されたら痛みが走りますし、毒ももっています。私たちの生活圏に巣を作っていたら危険といえるでしょう。

・活動時期

クロスズメバチは、3月から12月ごろまで活動します。およそ9カ月という活動期間は、ハチのなかでも長いほうです。期間中の活動内容をもう少し詳細にすると、以下のようになります。

  • ○3月後半ごろ:冬を越した女王バチたちが行動を開始する
  • ○6月ごろ:働きバチたちが羽化する
  • ○10月から12月ごろ:雄バチ、新女王バチたちが羽化する

12月以降は新女王バチだけが、木や土のなかで越冬をおこないます。新女王バチ以外の、働きバチや雄バチたちは、冬の間に寿命を迎えてしまうのです。新女王バチだけが冬を越せるという生態は、多くのスズメバチで共通したものになります。

・クロスズメバチ以外にも存在する黒い蜂

すでに紹介したクマバチ以外にも、国内には黒色の蜂が何種類か存在しています。ここでは『クマバチ』『クロアナバチ』『ドロバチ』の3種類について簡単にご紹介しますので、黒い蜂について知識を深めるためにぜひお役立てください。

○クマバチ
黒色のハチとして身近な存在であるクマバチの体長は、およそ20mmから25mmになります。また、パッと見たときにはハチとは思えないほど、丸々とした体つきです。さらに、クマバチには特徴的な黄色の体毛が生えています。

黒い蜂のなかでも、もっともおとなしい種類で、庭や公園で見かけることがあっても、刺されるといったことはまずありません。その理由は、私たちが見かけるクマバチの大半が雄だからです。

そもそも人を刺す蜂は、雌になります。なぜなら、蜂の針とは卵管が変異したものだからです。そのため卵管のない雄は、針をもっていないということになります。

クマバチを雌雄で比較したとき、雄のほうが巣の外部に出て活動します。雌はほとんど巣から出てこないほどです。そういった生態があるため、クマバチはほとんど無害とされているのです。

とはいえ、巣に雌がいることが多いということは、巣を刺激してしまえば防衛本能を働かせた雌に刺される危険性はあります。クマバチの巣は木材の内部に作られることが多いため、不自然に穴のあいている木材には極力近づかないほうがよいでしょう。

○クロアナバチ
非常にスマートな体形の蜂です。クロスズメバチよりも細く、鋭いという言葉が適切なほどの形状をしているため、パッと見ただけでは蜂に思えない方も多いことでしょう。体色は黒一色といえるほど黒いです。クロスズメバチのような白い線すらも入っていません。体長はおよそ25mmから30mmと、クロスズメバチよりも大型です。

蜂のなかでも攻撃的ではありません。毒性もそれほど強くないとされています。しかし、蜂としての防衛本能は備わっているため、刺激すれば襲い掛かってくるおそれはあります。クロアナバチは地面に穴を掘って営巣するため、地面から出てきた黒一色の虫に遭遇したときは近づかないようにしましょう。

○ドロバチ
ドロバチは腰がくびれており、体色は黒色中心ですが胴体部分に黄色の線が確認できます。ドロバチがもつ最大の特徴は、仲間を作って活動しないことです。

そのため、泥や土といった場所にあるドロバチの巣を刺激したからといって、襲われることはほとんどありません。しかし、ドロバチ本体を刺激すれば攻撃してくる危険性はあります。

クロスズメバチの巣は地中にあるので注意しよう!

クロスズメバチの巣は地中にあるので注意しよう!

ほかのスズメバチを含め、一般的に蜂の仲間は木の枝や軒下などに巣を作ります。テレビ番組などで、開放的な空間に吊り下がっているボール型の巣を見たことがある方もいらっしゃることでしょう。しかし、クロスズメバチが作る巣は、そういった『イメージしやすい蜂の巣』とは異なります。

形状は、ボール型が多いですがですがクロスズメバチは、地中に営巣する特徴をもっているのです。そのため、『地蜂(ジバチ)』という別名が与えられています。

地中にある巣は、発見が極めて難しいです。そのため、気が付かずに接近したことで刺激してしまうと、防衛本能を働かせた蜂たちに襲撃される危険性があります。

クロスズメバチを見かけたらどうしたらよい?

自宅周辺でクロスズメバチを見かけたときには、まず距離を保つようにしましょう。もしかしたら近くに巣があるかもしれません。

クロスズメバチは草花の蜜も採食しますが、肉食でもあります。自然界のなかでエサを確保できなければ、民家までやってくることもあるため、街中でも見かける場合があるのです。

ひんぱんにクロスズメバチを見かけるようであれば、お早めに蜂駆除業者に依頼しましょう。地中にあるクロスズメバチの巣は、知識も経験もほとんどなければ自力で駆除できるものではありません。

蜂駆除業者の多くは、依頼を受けたら希望どおりの時間に駆けつけてくれます。依頼者の立ち合いなしで駆除してくれるところもありますが、巣のある場所が自宅の敷地内である場合は、できるだけ立ち会える時間を指定するようにしましょう。

希望した日時に現場へやってきた業者は、状況を確認したあとで早速作業に入っていきます。ここから先は任せておけば問題ありません。クロスズメバチに関する豊富な知識と経験から、しっかりと駆除をおこなってもらえます。

駆除が終了したあとは、業者のほうからさまざまな説明があるはずです。このときに、「どうして巣を作られてしまったのか」「今後営巣されないためにはどうしたらよいか」など、気になることがあれば質問するとよいでしょう。よい助言が得られることも多いです。

費用の支払い方は業者によって異なりますが、一般的には作業終了後になるでしょう。クロスズメバチの駆除にかかる費用の相場は『およそ8,000円から25,000円』の間です。あくまで相場のため、業者によってズレはあります。

そのため、巣のある場所が危険度の低いところであれば、複数の業者に見積りを依頼し、サービス内容や費用を比較するとよいでしょう。相見積りをおこなうことによって、相場よりも安い業者を見つけることも可能になります。

クロスズメバチの幼虫は食べることができる

クロスズメバチの幼虫は食べることができる

ハチノコから成虫まで、日本全国で蜂は食べられています。とくに肉や魚を捕ることができなかった山間部では、貴重なたんぱく源として昆虫を食してきた歴史があるのです。インターネット通販など食料の宅配サービスが充実した現在でも継続しているのです。

食べ方は地域によってさまざまですが、ハチノコを揚げたものや佃煮にしたものなどがあります。クロスズメバチも、ハチノコから成虫まで多くの地域で食されています。その味は、甘さと香ばしさの点から、蜂のなかでもっとも美味であるといわれているほどです。ウナギに似た味わいと評されることが多いといわれています。

まとめ

白い線が入っている、蜂らしいスマートな黒い体のクロスズメバチは、スズメバチのなかでは比較的おとなしいほうです。しかし、自分自身や巣が刺激されるようなことがあれば、身を守るために攻撃してくるのです。

クロスズメバチの大きな特徴は、地中に巣を作ることです。そのため、巣の存在に気が付かずに接近し、刺されてしまうといったこともあるのです。地面から出入りする、蜂のような形の黒い虫を見かけたときは、距離を置きましょう。そして、なるべく早く蜂駆除業者に依頼してください。

弊社に1本お電話いただければ、ただちにご要望に合った業者をご紹介させていただきます。弊社には多くの業者が加盟しておりますため、さまざまなご要望に対応できる業者をご紹介することが可能なのです。

クロスズメバチを含め、蜂駆除に関するご相談は24時間年中無休で承っております。ご都合のよろしいときに、ぜひご連絡ください。真摯に対応させていただきます。

スズメバチ活動時期|凶暴化する前に駆除しておきたい!時期・予防策

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スズメバチ活動時期|凶暴化する前に駆除しておきたい!時期・予防策

スズメバチは大変危険なハチです。その危険性は、過去にスズメバチによる被害によって、死亡するケースが存在するほどです。そんなスズメバチ、もしくはスズメバチの巣を発見した場合は、なるべく刺激しないようにしましょう。

最優先にするべきは、そのスズメバチの活動時期や生態を把握しておくことです。これらを把握しておかなければ、不用意にスズメバチに刺激を与える可能性があるからです。

ここでは、スズメバチの活動時期やスズメバチに巣を作らせないための対策を、ご紹介していきます。また、お出かけ先でのスズメバチ対策や、スズメバチの巣を自力駆除できるかの判断基準など、身を守るための情報を多岐にわたってご紹介していきます。

スズメバチの活動時期

スズメバチと聞くと、夏に活動するというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。しかし、実際には違います。スズメバチの活動時期は、実は4月から始まっているのです。ここでは、そのようなスズメバチの活動時期に関することについて、ご紹介していきます。

スズメバチの活動時期は「春から秋」

スズメバチの活動時期は、春から秋とされています。具体的には、4月あたりから11月です。春に女王バチが単体で巣を作り始め、夏にかけて次第に働きバチなどが増え、勢力が強まっていきます。

スズメバチの種類で異なる危険シーズン

ひとえにスズメバチといっても、キイロスズメバチやオオスズメバチのように、さまざまな種類がいます。種類ごとに時期はずれるものの、これらのスズメバチはどれも攻撃的になる危険シーズンが存在します。

たとえば、スズメバチの中でもっとも攻撃的とされるオオスズメバチの危険シーズンは、8~10月、次いで攻撃性が高いと言われるキイロスズメバチは7~10月です。また、ツマグロスズメバチ、コガタスズメバチ、チャイロスズメバチなども、キイロスズメバチと同じ7~10月が危険シーズンとされています。そのほか、モンスズメバチやヒメスズメバチは7~9月が危険とされています。

このように、大体のスズメバチは7月から危険シーズンに突入することが多いです。ですが、6月の時点で働きバチは増え始めているので、危険シーズンでなくとも不用意にスズメバチに近づくのは危険といえます。

スズメバチが凶暴になるのはなぜ?

なぜ7月から10月にかけて、スズメバチは凶暴になるのでしょうか。答えは、スズメバチのエサにあります。スズメバチがエサとする昆虫やクモは、秋頃から個体数が減少していきます。そのため、エサが減少してしまう前に、働きバチはエサを確保しようと必死なため、7月~10月の期間は凶暴になるのです。

スズメバチの巣を作らせないための対策

スズメバチの巣を作らせないための対策

スズメバチの巣を駆除することは、安全性の観点からとても重要なことといえます。ですが、もっとも理想的なのは、スズメバチに巣を作らせないことでしょう。巣さえ作らせなければ、ハチも増えず駆除に時間をとられることもありません。ここでは、スズメバチの巣を作らせない対策をご紹介していきます。

スズメバチはどこに巣を作る?

スズメバチは種類によって、巣を作る場所が異なります。たとえばキイロスズメバチは地中や雑草、屋根裏やゴミ箱の中のように、閉鎖的な空間を選んで巣を作る生態を持っています。一方コガタスズメバチは、樹木などの開けた場所を好んで巣を作ります。

このように、樹木などの開放的な場所に巣を作るスズメバチと、地中や屋根裏のように閉鎖的な場所に巣を作るスズメバチが存在します。スズメバチに巣を作らせない対策をするためには、この2点を念頭に入れて、対策をおこなっていく必要があるのです。

【対策1】ハチが嫌がる煙を使う

ハチに巣を作らせない対策として、ハチが嫌がる煙を使うことがあげられます。ハチが煙の匂いから危険性を感じ取る性質を、利用するというものです。くん煙剤や蚊取り線香といった煙の匂いを散布することで、ハチを寄せ付けない対策として機能します。

とくに難しい手順も必要なく、くん煙剤や蚊取り線香を購入して設置するだけなので、お手軽に対策ができそうです。スズメバチに巣を作られないか心配な方は、上記で説明した場所の近くに設置してみるとよいでしょう。

【対策2】ハチが嫌がるニオイを使う

こちらもハチが煙の匂いを嫌う性質と、ハチが嫌がる匂い成分を利用したものです。煙の匂いを放つ木酢液や、ハチが嫌がる匂い成分を放つハッカ油、虫の嫌うスプレー式殺虫剤といったものを、ハチを寄せ付けないように散布することで対策できます。

くん煙剤や蚊取り線香といった、直接煙をたくようなものを避けたいという方は、こちらを試してみましょう。

【対策3】女王バチが活動し始める前に駆除する

ハチが活発になる元凶は、ハチの数を増加させる女王バチです。この女王バチが活動し始める前に駆除することで、ハチの増加を止めることができます。その際、素人でもできる駆除方法にペットボトルトラップというものがあります。以下でその手順をご紹介していきましょう。

まず、なるべく大きめのペットボトルを用意します。そのペットボトル上部に、カッターを使って「H」のような切れ込みを3個ほど作ってください。

切れ込みを入れ終わったら、「H」の上部はペットボトルから外側、下部分は内側に折り曲げます。このようにすることで、外側からは入れるが、内側からは出られない仕組みが出来上がります。

そして、このペットボトルの中に、「砂糖・酢・お酒」を「1:1:3」の割合で、ペットボトルの4分の1ほどになるよう入れてください。これがペットボトルにハチをおびき寄せるための、エサとなります。

仕上げに女王バチをおびき寄せやすい位置に、このペットボトルを仕掛けていきます。おびき寄せやすい位置としてあげられるのは、樹木です。周囲に庭木などの樹木が植えられているという方は、ひもなどを使って2mほどの高さにペットボトルを仕掛けましょう。

最後に注意点をご紹介します。冒頭でも説明しましたが、このトラップは女王バチが活動し始める前に仕掛けるものです。働き蜂が増えてくる時期に仕掛けるのは、やめておきましょう。

場合によっては、大量のスズメバチをおびき寄せてしまうことにもなるので、仕掛ける時期には注意が必要なのです。仕掛けるのなら、4月~5月の間にしましょう。

スズメバチの巣を発見したときの注意点

スズメバチからの攻撃を受けたくない場合、重要なのはスズメバチに刺激を与えないということになります。なぜなら、スズメバチが人間を攻撃する理由は、人間から何らかの刺激を受けたスズメバチが巣を守ろうと攻撃的になるからです。

そのため、スズメバチの巣を発見したときには、「大声を出さない」「近づかない」「激しい動きをしない」これらのことを守りましょう。

お出かけ先でのスズメバチ対策

スズメバチがいそうな場所へ出かける際には、襲われないよう対策をしておくことが必要です。ここでは、お出かけ先でのスズメバチ対策についてご紹介していきます。お出かけ先でスズメバチに対して不安を持たれている方は、ここで読んだことをぜひ実践してみてください。

【対策1】白っぽい服を着る

黒い服を着てるとハチに狙われやすい、なんて話はよく耳にするのではないでしょうか。これは実際その通りで、ハチは濃い色に反応する性質があるため、黒のような濃い色は狙われやすい色となってしまいます。

この性質を逆手に取り、白色のような薄い色の衣服を着用することで、ハチから狙われにくくなります。ただ、狙われにくくなるからといって、肌の露出を多くするのはやめておきましょう。もし襲われたとき、スズメバチの毒針から体を守ることができなくなってしまいます。

【対策2】行動に気をつける

スズメバチの対策として行動にも気をつけましょう。大声で話したり、大きな身振りをしたりすると、ハチにとっては大きな刺激となります。このような行動でスズメバチを刺激してしまうと、刺されてしまうこともあるようです。もしスズメバチに遭遇してしまったときなどは、行動にも十分注意しましょう。

【対策3】ニオイに注意する

スズメバチは甘い匂いに目がありません。甘い匂いを発する食べ物などを放置していると、知らず知らずのうちにハチが寄ってきてしまいます。お出かけ先で甘い食事をする際は、なるべく放置せず早く処理してしまいましょう。

スズメバチに出会ってしまったら

スズメバチに出会ってしまったら、声を出さず、大きな動きもせず、目立たないように体を縮めて、距離を取りましょう。目立つような動きをして刺激を与えると、途端にスズメバチは攻撃的になります。

スズメバチの活動時期は春から秋とされていますが、夏がもっとも活動的になります。夏の外出には熱中症などの対策だけでなく、これらのスズメバチ対策もしっかりとおこないましょう。

スズメバチの巣は自力で駆除できる?

スズメバチの巣は自力で駆除できる?

素人がスズメバチの巣を自力で駆除するのは、危険性が高いとされています。しかし、ある条件さえ整っていれば、素人であっても駆除できる可能性があるのです。自力駆除を考えているという方のために、自力で駆除できる条件などをご紹介していきます。

駆除にベストなタイミング

スズメバチには、駆除にベストなタイミングがあります。それはハチが活動的になる前の、4月~6月あたりです。これを過ぎてから駆除をおこなおうとすれば、エサを求めて活発になっているスズメバチに、たちまち刺されてしまう可能性が高いです。

また、実際にスズメバチを駆除するときの時間にも、ベストなタイミングがあります。それは、日が落ちて2~3時間過ぎた夜です。日中のスズメバチは、エサを取ったり、巣を守ったりするため活動的になっています。

しかし、夜になると巣に戻って休息をするのです。そのため、ほとんどのハチが巣に戻っている夜が、駆除をするのにベストなタイミングになります。

自力で駆除できる条件

素人がスズメバチの駆除をする場合には、ある条件を満たしておかなければ非常に危険です。それは、駆除対象の巣が作りかけであるということです。ハチの巣というのは、ハチの増加に伴って大きくなっていきます。

つまり、ハチの巣が大きければ大きいほど駆除の危険性が高まるため、素人では刺されてしまう可能性がとても高くなるのです。

自力で駆除できる巣の大きさは、10cmほどまでと考えておきましょう。前述した通り、ハチの巣はハチの増加に伴って大きくなります。そのため、働きバチが数匹しかいないような10cm程度の巣ならば自力駆除は可能といえるのです。自力駆除をするのに理想的なのは、女王蜂しかいない状態の巣になります。

自力駆除の失敗例

やはり素人による自力駆除では、失敗するケースが見られます。代表的なのは戻りバチによる被害です。戻りバチとは、外に働きに出ていたハチがいざ帰ると、巣がなくなってしまっている状態のことです。

この状態になっているハチは、凶暴になっている場合もあり危険です。この他にも、女王バチが生き残っていると、その場所に再び巣を作り始めるといった例もあります。

スズメバチの生態を理解していなければ、このような失敗例に結びついてしまうのです。スズメバチを完全に駆除できる、周囲の安全を完全に確保できる、このような自信がない方は自力駆除は避け業者へ任せたほうが安全となります。

スズメバチの駆除は役所でおこなってくれる場合もある

スズメバチの駆除を、役所が請け負ってくれる場合もあります。一部の役所では、業者に依頼すると高額になるようなものでも、一部費用を負担してくれます。スズメバチでお困りの場合は、一度お近くの自治体に相談してみるのもひとつの方法です。

緊急性や危険性が高い場合はプロへ

スズメバチの動きが活発、巣がとても大きくなっている、これらのような緊急性や危険性が高い場合は、迷わずプロの業者へ依頼しましょう。スズメバチによる被害によって人が死亡するケースは過去に何回もあります。

危険なスズメバチであっても、巣の大きさやハチの数によっては、自力駆除することも可能です。しかし、スズメバチは大変危険なため、どんなに小さな巣でハチの数が少なくても、基本的には業者に任せたほうがよいでしょう。

蜂駆除をするには、自分だけでなく近隣の方への配慮も必要なため、そういった点でも業者がおすすめです。

弊社では、スズメバチ駆除のプロをご紹介しています。24時間365日無料で電話受け付けていますので、お困りの際にはぜひ一度ご相談ください。費用や駆除内容など、なるべくご要望に沿った業者を、ご紹介させていただきます。

ハチ駆除に効果ある木酢液の使い方!被害にあう前にできる安全対策

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ハチ駆除に効果ある木酢液の使い方!被害にあう前にできる安全対策

 

木酢液がハチに効果があるって聞いたことがあるけど、それって本当なんだろうか、じつは木酢液はハチ対策に使われています。

木酢液の用途はさまざまですが、どうして木酢液がハチ対策に効果的なのか、または木酢液を使った誰でも簡単にできるハチ対策、その他、ハチによる被害が拡大してしまったときの対処法など、ハチにお困りの方のために役立つ情報をいくつかご紹介していきます。

この記事を読んだ後、みなさんの抱えるハチ問題が少しでも改善されればと思います。

 

 

木酢液はハチ以外にもいろいろ効果あるスグレモノ!

木酢液というものをご存知でしょうか。これは炭から出た水を冷やしたものです。使用用途はさまざまで、非常に便利なスグレモノなのです。

ハチなどの害虫に対して使用すると、虫を寄せ付けない「忌避効果」を発揮してくれますし、ガーデニングの植物に噴霧すると強く育ってくれたり、土壌にまくと、良質な土ができたりします。

このように木酢液とはいろいろな場面で活躍します。お庭のある家庭をお持ちのかたは、持っていても損はないと思います。これから木酢液とはどういうものなのか、また具体的な使用方法をご紹介していきます。

 

◆木酢液とは?

炭を作る際に発生した水分を集めて冷やし、有害物質を取り除いたものが木酢液です。ハチをはじめとした、害虫、害獣の対策に使用されたり、植物に直接吹き付けたり、その周りの土壌にまいたり、ガーデニングでも使用されます。

 

◆具体的に何に使うの?

使用用途はさまざまです。ハチに対し木酢液は効果を発揮しますし、木酢液は化学農薬を使用してないので、ガーデニングでも安心して使用することができます。

木酢液は基本的に水で薄めて使用します。植物の葉に直接噴霧すれば、植物が病害虫に強くなるといわれています。このとき、葉から木酢液がしたたるくらいたっぷりと噴霧してください。

また土壌に吹き付けることで、土の中の微生物が活性化し、有機物が豊富な良質な土壌ができあがります。

木酢液は害虫や野良猫、蛇などが嫌う匂いを発するため、害虫、害獣対策にも役立ちます。まさに木酢液とはスグレモノなのです。

 

「木酢液がハチに効果がある」は本当です!

「木酢液がハチに効果がある」は本当です!

 

木酢液はハチをはじめとする、さまざまな害虫や害獣に効果があります。これは木酢液の独特な匂いをハチが嫌うからだといわれています。この性質を利用することで、ハチが寄ってこない環境を作ることが可能です。

 

◆なぜ木酢液はハチに効果があるの?

ハチに対し木酢液は忌避効果を発揮するといわれています。忌避効果というのは、害虫などを寄せ付けない効果のことをいいます。

木酢液はもともと炭から出た水分なので、木が焦げたような匂いがします。ハチはこの匂いを嫌うのです。一説では、山火事を連想させる木の焦げた匂いを本能的に嫌うのではないか、といわれていますが、確かなことはわかっていないそうです。

 

◆木酢液の作り方

木酢液とは炭を作る際に出る水分を冷やしたものである、とご説明しました。では具体的にどのようにして作られているのかご紹介します。

まず、炭から発生した水蒸気を集めて冷やします。その後、暗いところで3ヶ月ほど放置します。そうすると、液体が透明な層と濁った層の2層に分離してくるので、透明な液体の部分だけをすくいとって、ろ過します。これで木酢液の完成です。

 

◆どうやって使うの?

基本的に木酢液は水で薄めて使用します。その後スプレー容器などに入れて、使いたいときに好きなところに噴射して使えます。

ガーデニングに使うことはもちろん、木酢液を小さな容器に入れて持ち歩き、害虫が発生しやすい場所や発生してほしくない場所に噴射する、という使い方もできます。

ハチに使用する際には、木酢液をハチに直接噴射するのではなく、ハチの周囲に噴射してその場を離れるのが効果的だといわれています。

 

◆木酢液の注意点

さまざまな使用用途がある木酢液は非常に便利なものですが、もともとは危険な成分を含んだ薬剤です。使い方や選び方にはいくつか注意が必要です。

 

・小さなお子さんの手の届かないところに保管する

いくら有害物質を取り除いたからといっても、木酢液の中にはもともとホルムアルデヒドなど、危険な成分が含まれていたことは確かです。小さなお子さんがいる家庭では絶対にお子さんの手の届かないところに保管しましょう。また、品質の劣化を防ぐため直射日光は避けましょう。

 

・希釈濃度を守る

希釈濃度は絶対に守りましょう。木酢液は非常に便利なものですが、誤った希釈濃度で使用してしまうと、大切に育てた植物をダメにしてしまう危険性があります。

 

・アルカリ性のものと混ぜない

木酢液は酸性です。アルカリ性のものと混ぜてしまうと中和してしまいます。中和してしまうとせっかくの効果が台無しです。

 

・確かな品質のものを選ぶ

前述した通り、木酢液はもともと非常に危険な成分が含まれています。購入する際は安心できるメーカーのものを選んでください。

 

木酢液の前に……ハチを寄せ付けないためにできること

ハチに対し木酢液は忌避効果があるとご説明しましたが、木酢液を使わなくてもハチを寄せ付けないための手段はたくさんあります。

簡単にできるハチ対策をこれからご紹介していきたいと思います。

 

◆巣作りの場所にさせない

4~6月にかけてハチは巣作りをします。ハチに巣を作らせないためにもベランダなど外には、ハチの餌となるようなものは置かないようにしましょう。ここからはいくつかその注意点をご紹介していきます。

・育てている花は室内に入れる

花の蜜はハチの餌になります。ベランダなどで花を育てているご家庭は注意が必要です。ハチが花の甘い香りに誘われて集まってきてしまいます。やがて巣を作ってしまう危険性があります。

 

・花壇の花にネットをかける

ハチが巣を作る期間だけでもいいので、花壇をお持ちのかたはネットをかけることをおすすめします。花が咲き乱れ、甘い香りが充満している花壇はハチにとっては楽園も同然です。

 

・ジュースの飲み残しなど甘い香りがするものは放置しない

ハチは花の香りだけでなく、甘い香りのするものには近寄ってきます。もし、お庭やベランダにジュースの飲み残しなどがあったら、すぐに片づけてください。

 

・柔軟剤の香りを抑える

食べ物以外のものが発する甘い香りにもハチは寄ってきます。強い香りの柔軟剤で洗濯した衣類をベランダに干していたら、ハチが寄ってきた、というケースもあるそうです。

 

・フェイクネスト(おとり巣)を設置する

ハチは非常に縄張り意識が強い生き物です。すでに巣があるところには巣を作ることはありません。このようなハチの習性を利用した予防策がフェイクネストです。

作り方は、茶色の髪を2、3枚丸めて上部をひもで縛ります。なるべくハチの巣に見えるように作ってください。あとは軒先やベランダに吊るしておけば大丈夫です。

 

◆忌避剤で近寄らせない

ハチが寄ってこない環境を作る有効な手段として忌避剤を使用する方法があります。じつは殺虫剤は殺虫効果のほかに忌避効果も期待できるのです。

殺虫剤をハチが寄ってくる場所、または寄ってきやすい場所にあらかじめ噴射しておきます。壁などに殺虫剤を噴射するときは、壁が濡れるくらいしっかりとしておきましょう。こうすることでハチを寄せ付けず、巣作り防止へとつながるのです。

 

木酢液以外にもある、効果的なハチ駆除

木酢液以外にもある、効果的なハチ駆除

 

ハチに木酢液が効果的だとご紹介しましたが、市販の殺虫スプレーを使用するのもいいでしょう。木酢液は対策としては有効ですが、ハチが巣を作ってしまったら、殺虫スプレーの方が効果的です。

 

◆ハチを駆除するときに必要なものとその方法

どんなにハチ対策をしていてもハチに巣を作られてしまった、またはすでにハチの巣ができてしまっていたり、巣が大きくなるまで存在に気がつかなかった、ということもあると思います。

もし、ハチの巣ができてしまったらどのように駆除すればいいのか、危険性は伴うのか、費用はどれくらいかかるのか、ということをご紹介していきます。

日本のハチによる被害は、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチによるものがほとんどです。

この中で一番危険性が高いのがスズメバチによるものです。スズメバチは非常に攻撃性が高く、巣に近づいてしまえばカチカチと警戒音を鳴らして襲いかかってくることでしょう。

攻撃性の低いミツバチとアシナガバチの巣は、スズメバチの巣に比べると、自力でも安全に駆除することが可能です。しかし、いくら攻撃性が低いミツバチやアシナガバチの巣でも、巣の大きさや、巣のできた場所によって危険性が変わってきます。

ハチの巣は大きさによって駆除の難易度が変わってきます。自分で安全に駆除する限界の大きさは15cmだといわれています。それ以上の大きさになってしまいますと、ハチの攻撃性が増し、刺される危険性が高くなります。15cm以上のハチの巣を駆除する場合は業者に相談することをおすすめします。

また、ハチの巣のできた場所によっても駆除の難易度が変わってきます。広く開放的な場所に巣がある場合は比較的安全に作業をおこなうことができますが、高い木の上や床下などの狭い空間でのハチの巣駆除は危険です。

ここからはハチの巣を自力で駆除する方法をご紹介していきます。

 

・ハチの巣駆除に最適な時間は日没後2~3時間

ハチは暗いところでは飛ぶことができません。ですので、夜間は巣に戻ってきます。日中にハチの巣駆除をおこなってしまいますと、次々と巣の外にいたハチが戻ってくるので、刺される危険性が高くなってしまいます。

 

・駆除をおこなうときの服装

ハチの巣を駆除するときは白くて匂いがしない清潔な服装でおこなってください。ハチは黒いものに襲いかかり、白いものにはあまり攻撃してこない、という習性があります。

また、匂いに刺激されて攻撃してくることもあります。ヘアスプレーや香水は使用せず、汗をかいていたら着替えて作業をするようにしてください。

 

・駆除に必要な道具

ハチの巣駆除に必要な道具はホームセンターでそろえることができます。すべてそろえると費用は5,000円~8,000円程度になると思います。防護服、殺虫剤、長い棒、懐中電灯、ゴミ袋、が必要です。

また、防護服に関しては住んでいる自治体に相談すれば、貸し出してくれるところがあるので、まずは自治体に相談してみるといいかもしれません。

 

・ハチの巣の駆除方法

いよいよ駆除の方法です。まずは日中のうちにハチの巣の場所を確認しておきます。日没2~3時間後、懐中電灯を点滅させながらハチの巣に近づきます。

巣の位置まできたら、巣の入り口中心に3~5分ほど殺虫スプレーをかけます。その後巣に近づいて入り口から中にスプレーを噴射します。あとは残りのハチを駆除します。点灯しておいた懐中電灯を地面に置いて、集まってきたハチをスプレーで退治します。

長い棒で巣を落として、巣は燃えるゴミ袋に入れて処分しましょう。巣を落とす際、地面に落ちたハチには触らないようにしましょう。ハチは死んでも、一日ほどは体に毒が残っているそうです。

 

自分で駆除できないレベルなら無理はしないこと!

ハチ対策に木酢液が効果的なのは、ハチが巣を作る前の状態までです。もし巣ができてしまったら、その巣を駆除することは大変危険を伴う作業です。

攻撃性の高いスズメバチの巣や、スズメバチの巣ではなくても、大きく成長してしまったアシナガバチやミツバチの巣も、危険なことに変わりはありません。

自力では処理できないと思ったかたや少しでも不安を感じたかたは、まずはお気軽に業者に相談することをおすすめします。

 

ハチ駆除は信頼できる業者に相談を

ハチに木酢液は忌避効果を発揮しますので、被害が拡大する前は木酢液による対策がおすすめです。しかし、大きく成長してしまったハチの巣を自力で駆除するのは手間もかかりますし、なにより危険を伴います。不安に思われたかたは業者に依頼するのも一つの手です。

世の中にハチの巣駆除業者はたくさんいます。初めてのかたはどの業者に依頼すればいいかわからないかもしれません。そういうときはお客様の要望に合った複数の業者を比較検討してくれる業者情報サイトを利用することをおすすめします。

業者情報サイトで紹介される業者は実績があり、安心してサービスを受けることができます。まずは相談してみるのもいいでしょう。

 

まとめ

ハチに木酢液は効果的なので、ハチによる被害が拡大する前に木酢液で対策をすることができます。それでも、ハチに巣を作られてしまった場合は、自力で駆除をすることも可能ですが、不安であれば業者に相談するのも一つの手段です。

どの業者に相談すればいいかわからないかたは、比較検討してくれる業者情報サイトを利用することをおすすめします。業者情報サイトが紹介してくれる業者は実績があり、安心したサービスを受けることができます。

ツチバチの危険度は?見つけてもソッとしておこう

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ツチバチのことを知りたい!危険度は?見つけてもソッとしておこう

 

みなさんは、どのようなハチをご存知でしょうか?ハチにもいろいろな種類のハチがいますよね。アシナガバチやミツバチ、クマンバチなどは、誰もが一度は聞いたことがあるハチの種類でしょう。

 

では、「ツチバチ」と聞いて、どんなハチか思い浮かぶ方はいらっしゃいますか。ツチバチといわれても、なかなか思い浮かばない方が多いのではないでしょうか。今回は、ツチバチとはどんなハチなのかについてお伝えしていきます。

 

ツチバチを見かけた方が、ツチバチによる被害を受けないための手助けができると幸いです。

 

 

ツチバチを知っていますか?どんなハチかご紹介します

ツチバチについてお伝えしていきますが、そもそもツチバチとはどのような形をし、どんな性格のハチなのでしょうか。

 

ツチバチは体長約1cm~2cmほど、ハチの中でも大きな種類です。ツチバチの見た目は、体が全体的に黒色でうっすらと体に毛が生えています。種類により、お腹に黄色やオレンジ色の斑紋があるツチバチもいます。

 

ツチバチの性格は比較的おとなしく、むやみやたらに人を襲ってくるハチではありません。この点は他のハチとは少し違ったところですね。

 

私たちが、ツチバチを想像できない理由の一つとして、ツチバチが単独行動をするハチであることが挙げられます。集団で生活をするハチは、巣の近くを何匹ものハチが飛ぶため、見かけることが多いですよね。

 

しかし、ツチバチは単独で行動するため見かけることが少ないです。

 

ツチバチの近くにはコガネムシ…もしかしてお友達?

ツチバチの近くにはコガネムシ…もしかしてお友達?

 

「ツチバチを見つけると近くにコガネムシがいた」なんてことがあります。戦い合わない姿を見ると、ツチバチとコガネムシはお友達なのかなと感じる方もいらっしゃいますよね。

 

じつは、お互いに近くにいるのは、ツチバチの産卵方法に理由があります。先ほどもお伝えしたように、ツチバチは他のハチと違い単独行動をします。そのため、巣で産卵をおこないません。ツチバチは、コガネムシ科の幼虫に産卵をするという特徴を持っています。

 

幼虫に産卵?と感じる方もいらっしゃいますよね。ツチバチのメスは産卵の時期になると、地中にいるコガネムシ科の幼虫を優れた嗅覚で探します。見つけると地中を掘り、幼虫を見つけ、毒針を刺して麻痺させるのです。

 

麻痺をさせた後に、コガネムシ科の幼虫のお腹にひとつ卵を産みつけます。その後、孵化したツチバチの幼虫は、コガネムシの幼虫を食べ成長していきます。つまりツチバチはコガネムシの幼虫に産卵するため、よく一緒にいるところを見かけるというわけです。

 

ツチバチにとってコガネムシはお友達ではなく、成長していくための「エサ」なのです。

 

ツチバチは危険なハチなの?近くにいたら気をつけたいこと

先ほどもお伝えしましたが、ツチバチの性格は比較的おとなしいです。そのため、こちらから危害を与えないかぎり、刺してくることはありません。しかし、ツチバチもハチの仲間です。捕まえようとしたり、驚かせたりすると自己防衛のために刺してくることもあります。

 

オスのツチバチに刺されるとしばらく痛みを感じますが、人間の体に影響するほどの毒性はなく無害です。メスのツチバチは、コガネムシの幼虫を麻痺させる程度の毒性なので、オスよりも毒性が弱く、気性もオスよりもおとなしいです。

 

ツチバチはツチの中で産卵します。もし、お子さんが公園で砂場遊びをしているタイミングで、ツチバチが産卵をしているとお子さんに危険が及びます。ハチを地面の近くで見かけたときには注意してください。

 

ツチバチは、こちらから危害を与えなければ刺してくることはありません。しかし、刺されてしまうと痛みを伴います。他のハチと同様に、ツチバチを見かけたときは近づかず、静かに離れたほうがいいでしょう。

 

また、ツチバチに刺されてしまったときは、毒性は弱いかもしれませんが、念のため病院にいくことをおすすめします。

 

本当に危険なハチは他にいる!気をつけたいハチたち

本当に危険なハチは他にいる!気をつけたいハチたち

 

ツチバチは比較的、人を襲ってくることはありません。しかし残念ながら、ハチの中には襲ってくるハチもいます。人を襲ってくる危険なハチについてお伝えします。

 

〇スズメバチ

スズメバチは、日本の中でも刺されることによる被害が多いといわれているハチです。スズメバチの最も気をつけなければならないところは、危害を加えていなくても襲ってくるというところです。

 

スズメバチは、威嚇性・攻撃性が非常に強いです。危害を加えていなくても刺されてしまうことがあるかもしれません。スズメバチを見かけたときは、できるだけ近寄らないようにしましょう。

 

〇オオスズメバチ

オオスズメバチはスズメバチの中で体調が最大です。そのため、刺されたときの痛みも最も強いです。オオスズメバチは、地中に巣を作るため、巣に気づかずに近寄り刺されてしまうケースが多いです。7月~11月は攻撃性が高くなります、気をつけましょう。

 

〇キイロスズメバチ

キイロスズメバチは名前の通り、体に黄色の直毛が生えています。見かけから判断しやすいハチです。キイロスズメバチは気性が非常に荒く、攻撃的な性格です。刺されると、命を落とす危険もあります。

 

最近では、都心でもキイロスズメバチの被害が増えています。都心だからと安心せず、注意するようにしてください。

 

〇アシナガバチ

アシナガバチは、これまで紹介してきたハチとは違い、比較的おとなしい性格のハチです。しかし、攻撃をされると自己防衛のため攻撃をしてきます。

 

アシナガバチで最も気をつけなければならないのは「毒」です。毒はかなり強く、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。普段はおとなしい性格なので、見つけたときは刺激をしないように、速やかに立ち去るようにしましょう。

 

〇ミツバチ

ミツバチと聞くと、ハチの中でもかわいらしく、人を襲ってこないハチと考えますよね。ミツバチは1匹では攻撃性が低いです。しかし、集団で行動しているミツバチに、集団で襲われてしまうと大きな被害を受けます。

 

ミツバチに刺されると、ミツバチの体から針が抜け、人の皮膚に残ります。残った針は、ピンセットで1本ずつ抜かなくてはなりません。刺された後も大変なので危害を与えないようにしましょう。

 

ツチバチを発見!駆除をしたいときは信頼できる業者へ

危険が少ないとはいえ、ツチバチの巣を見つけたときは不安になりますよね。ツチバチの巣を見つけたときには、なるべく早めに駆除した方がよいでしょう。

 

駆除をおこなうときには、攻撃性が低いとはいえ、防護服を着用しハチ駆除用スプレーの使用しハチを弱らせてから駆除しましょう。ツチバチは、他のハチと比べて攻撃性が弱いですが、「自分で駆除をおこなうのはやっぱり……」と感じる方もいらっしゃいますよね。

 

そんな方は、ハチ駆除業者に依頼することをおすすめします。ツチバチは、ツチの中に巣を作るため、ツチバチがいると確認できても巣を見つけることが困難なときもあります。ハチ駆除業者に依頼をすると、そういった心配もすべて解消することができますよ。

 

ツチバチの駆除をしてほしいという方は、一度業者に問い合わせてみましょう。早急に巣を駆除してほしいといった要望にも、応えてくださる業者もいます。まずは、業者に電話をしてみましょう。

 

まとめ

ツチバチは他のハチと比べると穏やかな性格をしていて、私たちに被害を及ぼすことが少ないハチです。

 

しかし、ツチバチの機嫌を損ねてしまうと襲われ、刺されてしまうこともあります。どんなハチもなるべく近寄らないことが、被害を受けないための最善策といえます。

 

今回は、ツチバチだけでなく、他のハチが及ぼす危害についてもお伝えしました。ハチは種類が多く見分けることが難しいですが、特徴のあるハチにはより注意をしてください。

 

ハチの巣を見つけ自分では駆除できない方は、一度業者に問い合わせてみましょう。状況に合わせて、迅速に行動してくれます。みなさんが、ハチからの被害を受けず生活できることを願っています。

ヤマトアシナガバチの生態とは?巣に対する正しい対処法

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ヤマトアシナガバチの生態とは?巣に対する正しい対処法

 

危険なハチと聞くと、アシナガバチを連想する方も多いのではないでしょうか。とても凶暴であるイメージを持たれているアシナガバチ。ですがそのイメージは間違っているかもしれません。実はアシナガバチは、本来大人しい性格であることが分かっており、害虫を食べる益虫とされているのです。

そんなアシナガバチの中でも、あまり知られていないのが「ヤマトアシナガバチ」です。今回は、ヤマトアシナガバチの生態と特徴、そしてアシナガバチの本当の性格についてもご紹介します。

 

 

ヤマトアシナガバチの生態は?珍しいハチなの?

ヤマトアシナガバチの名前を耳にしたことがある方は少ないのではないでしょうか。実は近年では目にすることが難しい種類のアシナガバチなのです。

 

◇ヤマトアシナガバチの生態

ヤマトアシナガバチの平均的な体長はメスが15㎜~18.5㎜、オスが13.5㎜~15.0㎜と、メスの方が大きいです。アシナガバチの中では中型に区分されます。背中に縦帯状の黄色い斑紋を持ち、特徴的な模様であるため他のアシナガバチとの区別はそこで行うことができます。

平地に生息しており、女王バチは人家の軒下や壁、樹木に巣をかけることが多いです。巣を3部屋作ったところで産卵し、幼虫は20日ほどで成虫になります。その後も巣作りと産卵を繰り返し、巣を大きくします。

ミツバチと違い、巣に蜜を貯めることはありません。アシナガバチの幼虫にはチョウやガの幼虫などの肉を与えて育てます。スズメバチが天敵で、幼虫を持ち去られたり巣を破壊されることもあるようです。

 

◇ヤマトアシナガバチの現在

ヤマトアシナガバチは、かつては日本の普通種として各地に分布していましたが、現在目にする機会はなかなかありません。ですが、沖縄ではまだ確認することができると言われています。

個体数が激減したためか、現在でもあまりその生態が解明されていない部分があるのです。

 

アシナガバチは危険じゃないって本当?

アシナガバチは危険じゃないって本当?

 

ヤマトアシナガバチの生態についてお伝えしましたが、そもそもアシナガバチはどんな性格をしているのでしょうか。アシナガバチの本当の性格について知りましょう。

 

◇主なアシナガバチたちの性格

実は、アシナガバチは大人しい性格をしています。巣に危険を及ぼさないかぎり、人間を襲うことはありません。単独で飛んでいるアシナガバチに刺されるといった被害はほぼないのです。

 

◇アシナガバチの毒性は強い?

アシナガバチの毒性自体は強くありません。ハチの毒性はスズメバチが一番強く、ミツバチが一番低いと言われていますが、アシナガバチの毒性はその中間といえます。ですが、刺された時の痛みはスズメバチよりも痛いといわれています。

アシナガバチに刺されたことで気をつけなければならないのは、アナフィラキシーショックでしょう。ハチ毒にアレルギーがあると、刺されたとき全身にじんましんができてしまったり、嘔吐や腫れがひどかったり、最悪の場合だと呼吸困難になってしまうのです。

 

◇どんな時に攻撃されてしまうの?

ハチの巣に近づくと攻撃されてしまう危険があります。アシナガバチの威嚇に気づき、すぐにその場から離れることが大切です。

また、甘い匂いの洗剤や柔軟剤で洗った洗濯物を乾かしていると、その匂いに誘われたハチが洗濯物についていることがあります。そのまま洗濯物を取り込もうとすると、驚いたアシナガバチに刺されてしまうかもしれません。十分に注意し、確認してから洗濯物を回収しましょう。

 

益虫とされるアシナガバチ、でも巣はキケン!!

ヤマトアシナガバチの生態からも、アシナガバチは基本的に大人しい性格ということが分かったのではないでしょうか。
アシナガバチはチョウやガの幼虫を駆除してくれるため、益虫としても知られています。しかし、アシナガバチには危険があることも事実です。

 

◇身近に巣があると、攻撃される確率が上がる

アシナガバチから被害を受ける原因の一つに、自分たちの身近に巣を作られてしまうことが考えられます。ハチたちが攻撃する理由はやはり巣を守るためですので、巣の周りにいるハチは常に戦闘状態と考えておいた方がいいでしょう。

もし、玄関など人間の出入りが激しいところにアシナガバチの巣を作られてしまったら、その分攻撃されてしまう確率も高くなってしまいます。益虫であるため大切にしたいアシナガバチではありますが、このようなどうしてもやむを得ない場合は駆除することをおすすめします。

 

◇何度でも同じ場所に巣を作られるようになってしまう

もしアシナガバチの巣を駆除しても、まだ安心することはできません。女王バチは毎年同じ場所に戻ってくるため、また同じところに巣が作られてしまうことが多いのです。

他にもエサ集めや巣の材料集めに出かけていた働きバチによって、同じ場所に巣が作られてしまうおそれがあります。巣の除去後は巣のあった場所にハチの嫌いなにおいをつけておくなどして対策をしましょう。

 

アシナガバチの生態に合った駆除方法は?

アシナガバチの生態に合った駆除方法は?

 

アシナガバチは大人しい性格とはいっても、自力での駆除には危険が伴います。なるべくならハチに詳しい人や業者に依頼することをおすすめします。

 

◇益虫のため役所では駆除してくれないことも…

お住まいの自治体に相談することで、アシナガバチを駆除してもらえることがあります。しかし、アシナガバチが益虫であるため、役所では駆除してくれない場合も多々あるため、役所に電話すれば安心とは言い切れません。

役所が駆除対象にしているのは、攻撃性が高く危険なスズメバチです。スズメバチであれば駆除費用の一部を負担してもらえたり、無料で駆除してもらうこともできます。益虫といわれるアシナガバチが危険と判断されることは難しいため、役所に相談してもよい回答が得られるとは限らないのです。

ですが、役所に相談することでハチ駆除セットを貸してもらえたり、よい業者を紹介してもらえることがあります。一度自分のハチ被害について役所に相談するのもよい手段といえるでしょう。

 

◇専門知識のあるハチのプロに相談するのが安心

アシナガバチに刺される危険性だけではなく、巣の数や場所によっても自力で駆除することは難しいでしょう。そんなときはハチを安全に駆除してくれるプロに相談しましょう。何年ものハチ駆除の経験から、どのようにすればよいかアドバイスをもらうことができます。

ヤマトアシナガバチの生態も普通のアシナガバチとあまり変わらないため、家にヤマトアシナガバチが出たとしても安心して相談することができるでしょう。

また業者に相談することで、今後の予防対策についても教えてもらうことができます。もし自力での駆除が難しいと業者が判断したら、そのまま業者が駆除を引き受けてくれる可能性もあります。不安があればまず業者に相談してみるのが最も安心でしょう。

 

まとめ

アシナガバチの知られざる性格についてご紹介しました。アシナガバチは大人しい性格をしているため、攻撃されるおそれはほとんどありません。ですが巣のそばに立ち寄ったり、気付かずに触ってしまうと刺されることもあるため注意しましょう。

ヤマトアシナガバチの生態から、アシナガバチには色んな種類がいることを知っていただけたと思います。今では減少の一途をたどる種類もいるため、出来る限り大切にしていきたいですね。

とはいえ、生活するうえでどうしても駆除しなければならない場合があります。やみくもに自分で駆除すると刺される危険性が高まるため、なるべく役所や業者に依頼して駆除してもらうようにしましょう。

 

駆除後は、巣の再発を防止するためにしっかり予防することも忘れず行ってくださいね。

アシナガバチにはどんな種類がいるの?生態から駆除法まで情報まとめ

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アシナガバチにはどんな種類がいるの?生態から駆除法まで情報まとめ

 

あたたかい時期になってくると色んな虫が出てきますが、その中でも特に気になるのがハチの存在です。黒と黄色の見た目に嫌がる人も多いと思います。市街地によくあらわれる「アシナガバチ」という種類はご存じでしょうか?ハチといえばスズメバチが有名だったりしますが、このアシナガバチもハチの中で代表される一種です。

 

ハチはどんなハチでも襲ってきて、危険な存在だと思う人もいるかもしれませんが、アシナガバチは「大人しい性格」も存在します。アシナガバチがどんなハチなのか気になってきた人に向けて、アシナガバチの種類と生態や駆除法について、まとめて紹介していきます。

 

 

よく見るアシナガバチ。なんの種類?

日本でよく見かけるアシナガバチですが、色んな種類がいることをご存じでしょうか?アシナガバチの種類を見た目で見分けようと思ってもなかなか難しいかもしれません。基本的に体の色は黒色で、黄色い斑紋(まだら模様)がある一般的なハチの色をしています。また、体の大きさ・生息地域・巣を作る場所でアシナガバチの種類を見分けることができます。

 

アシナガバチの種類を見分けることで、安全なハチかどうかを素早く確認することができ、むやみにハチを興奮させることを防ぐことができるでしょう。ここからはアシナガバチの種類について、詳しく紹介していきます。

 

セグロアシナガバチ

  • ●体長:20~26mm
  • ●見た目:黒色の体色で黄褐色の斑紋がある
  • ●生息地域:北海道以外の全国に分布。市街地でもよく見られる
  • ●巣を作る場所:家の軒下。木の枝など
  •  

    セグロアシナガバチは大型で、アシナガバチの中で代表される一種です。スズメバチに比べると大人しい性格をしているのですが、巣に近づいたり、刺激を与えたりすると襲ってくるので注意が必要です。日本の中では、スズメバチに次いで被害の多いハチと言われています。そのため、見かけたら注意しましょう。

     

    フタモンアシナガバチ

  • ●体長:14~18mm
  • ●見た目:黒色の体色で黄色の斑紋がある
  • ●生息地域:日本全国に分布。市街地でもよく見られる
  • ●巣を作る場所:家の軒下や外壁、ベランダなど
  •  

    フタモンアシナガバチもアシナガバチの中では代表される一種です。性格は大人しく、攻撃性は低いです。攻撃性が低いといってもまったく襲ってこないわけではなく、巣に刺激を与えようとすると襲ってくるのでやめましょう。

     

    キアシナガバチ

  • ●体長:20~26mm
  • ●見た目:黒色の体色で黄色の斑紋があり、足の色も黄色をしている
  • ●生息地域:日本全国に分布。市街地では少なく、自然の多い場所で活動している
  • ●巣を作る場所:家の軒下、木の枝など
  •  

    キアシナガバチも大型のハチで、アシナガバチの代表の一種です。体の大きさがセグロアシナガバチと同じぐらいで、とてもよく似ています。このキアシナガバチは他のアシナガバチの種類に比べて、攻撃性が高いです。巣に近づこうとするだけで攻撃してくることがあるので、大きなアシナガバチを見つけたら巣に近づかないようにしてください。

     

    キボシアシナガバチ

  • ●体長12~18mm
  • ●見た目:黒色の体色で赤褐色の斑紋がある
  • ●生息地域:北海道から九州。低地や山地に生息している
  • ●巣を作る場所:木の枝、葉っぱの裏など
  •  

    赤褐色が特徴的なキボシアシナガバチです。主に自然のある場所に生息しています。攻撃性は低いと言われています。

     

    ヤマトアシナガバチ

  • ●体長15~22mm
  • ●見た目:黒色の体色で褐色の斑紋がある
  • ●生息地域:北海道以外、本州から九州に分布。低山地によく生息している
  • ●巣を作る場所:木の枝、葉っぱの裏
  •  

    アシナガバチの中では個体数が少なくなってきているアシナガバチの種類です。ヤマトアシナガバチは攻撃性が低く、近づいても襲ってこないので、安全なハチということができます。

     

    コアシナガバチ

  • ●体長:11~17mm
  • ●見た目:黒色の体色で赤褐色と黄色の斑紋がある
  • ●生息地域:日本全国に分布している
  • ●巣を作る場所:家の軒下、木の枝など
  •  

    コアシナガバチは作る巣の形が特徴的です。巣の規模と大きさがとても大きく、巣が上方向に向かって反り返っています。性格は大人しく、攻撃性は低いと言われています。

     

    ムモンホソアシナガバチ

  • ●体長:15~20mm
  • ●見た目:黄色の体色で淡褐色の斑紋がある
  • ●生息地域:北海道~九州に分布。低い山や里山に生息している
  • ●巣を作る場所:葉っぱの裏
  •  

    アシナガバチの中では体の形が特徴的で、黄色い体に淡褐色で細長い体型をしているハチです。このムモンホソアシナガバチは、他のアシナガバチと比べて攻撃性が高いと言われているので、注意が必要です。葉っぱの裏に巣を作りよくいるので、草刈りをしているときに刺されてしまうこともあります。黄色い細長いアシナガバチには十分注意してください。

     

    本当はこわくない?アシナガバチの生態と危険性について

    本当はこわくない?アシナガバチの生態と危険性について

     

    アシナガバチの種類について紹介していきましたが、それぞれの特徴や性格を見てみると「巣を襲わなければ大人しい」ということがわかります。アシナガバチの活動時期は春から秋にかけてです。冬の間は活動しないで、女王バチが休んでいます。しかし、4月になると女王バチが目覚めて、一匹で巣を作っていきます。秋までの間は明るい時間に活発に活動します。

     

    アシナガバチが襲ってきて、一番危険性が高くなるのが「巣に近づこう」とするときです。巣に近づかなければ襲ってくる危険性も減らすことができます。巣を作り始めた春先はハチも少なく襲われることもないかもしれませんが、巣の最盛期である7月~8月の時期はハチの数も増えて、巣に近づくと襲われる可能性が高くなるので注意しましょう。

     

    アシナガバチが活動している時期を覚えて、巣に近づかないようにすれば危険性を減らせるかもしれないので、覚えておくと役に立つでしょう。

     

    よく似ているスズメバチとの見分け方

    攻撃性が高く、よく襲ってくるハチと言われるのが「スズメバチ」です。実はアシナガバチはスズメバチに似ていると言われています。特に、「キイロスズメバチ」に大きさや形がよく似ていると言われます。

     

    アシナガバチは大人しい性格に対して、スズメバチはとても攻撃性の高いハチです。それらの見分けがつかないと、出てきたハチが危険かどうかわからない状態になってしまいます。ちゃんと見分けるために、アシナガバチとスズメバチの見分け方について紹介していきます。

     

    アシナガバチ

    ・巣の形

    巣の盤が一段しかなく中身が見えている状態の巣を作ります。軽いのも特徴です。

     

    ・巣を作る場所

    家の軒下や木の枝に巣を作ります。比較的開放的な場所に巣を作ります。

     

    ・飛ぶ姿の違い

    フラフラと飛びます。

     

    ・見た目による違い

    アシナガバチは胸部と腹部がなだらかにつながっています。

     

    スズメバチ

    ・巣の形

    木材の皮をまとって、巣への入り口に小さな穴が空いているだけで、卵のような形になります。内部の巣は何層にもなっていますが、巣が皮で覆い隠されているので中身を見ることができません。

     

    ・巣を作る場所

    家の軒下に巣を作ります。アシナガバチと比べて閉鎖的な場所に巣を作る傾向があります。

     

    ・飛ぶ姿の違い

    直線的にまっすぐ飛びます。

     

    ・見た目による違い

    スズメバチは胸部と腹部がはっきりとわかれており、くびれています。

     

    以上のように比べてみると、アシナガバチとスズメバチの違いがわかるので、どちらか気になったときは参考にしてみてください。

     

    巣を見つけたら放置しても大丈夫?駆除法解説

    巣を見つけたら放置しても大丈夫?駆除法解説

     

    ハチの巣を見つけたら被害が大きくなる前に駆除したいです。巣を放置しておくとどんどん大きくなって、自分だけではなく周りへの被害も大きくなってしまうかもしれません。

     

    ハチの巣の駆除は大きく分けて2つです。「自分で巣を駆除する」「ハチ駆除業者に依頼する」の2つです。それらについて紹介していきます。

     

    駆除グッズを利用して駆除する

    ハチを対策できるグッズは市販されています。特にスプレータイプの殺虫剤は強力で、ハチ駆除に便利なグッズです。ハチを駆除するためのグッズは市販されていて、すぐに便利に使えますが、ちゃんと刺されないように身を守ることが重要になってきます。

     

    巣を駆除しようとするとハチが襲ってくる可能性が高くなって、刺されるかもしれないので、ハチ対策のヘルメットや帽子・長袖を着たり、自分で刺されない対策を取ったりして刺されないようにしてください。

     

    ハチ駆除業者に依頼する

    ハチの巣駆除でもう一つ有効な方法は「ハチ駆除業者に依頼する」ことです。巣を駆除するときにハチに襲われてしまうことを考えると、自分で駆除することを躊躇してしまう方が多いかと思います。

     

    そのため、そのようなときはハチ駆除のプロにお任せしましょう。ハチ駆除の専門業者なら、専用の駆除スプレーを使用してくれ、防護服なども着用してしっかりとハチ駆除をしてくれます。

     

    また、巣を駆除してもらったあとに、周りの飛んでいるハチを退治してくれたり、もう一度巣が作られないようにする対策もとってくれたり、アフターフォローもしっかりしていることもポイントです。

     

    まとめ

    ここまで、アシナガバチの種類についてご紹介してきました。アシナガバチといっても、たくさんの種類がおり、その種類ごとに特徴も異なってきます。危険なハチやそうでないのかを見た目で判断してみるのもよいでしょう。ただ、素人ではなかなか飛んでいるハチの種類まで特定することは難しいです。

     

    そのため、もしハチがたくさん見かけたり、巣を作っていたりしたら、プロに見てもらいましょう。市販の駆除剤なども販売されており、ハチの駆除方法は自分で駆除することも可能ですが、どうしても身の危険を感じてしまうものです。ハチ駆除に困ってしまったら、専門のハチ駆除業者に依頼することをオススメします。

    土でできた巣や土の中にある巣をつくるハチの正体と対処法とは?

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    土でできた巣や土の中にある巣をつくるハチの正体と対処法とは?

     

     

    気候も良くて庭のお手入れをされることが増える時期。草むしりをしていたら土の中や土の塊からハチが出入りしているのを見かけたことはありませんか?実はそれはハチの巣かもしれないのです。

     

     

    土の中に巣がある場合は気づかずに踏んでしまったりするとハチを怒らせて襲われる危険もあるので気をつける必要があります。そこで、土の中や土でハチの巣を作るハチについて詳しくお伝えします。そして、もしハチの巣を見つけらどうすればよいのかをご紹介します。

     

     

     

     

    泥の塊からハチが出入りしている!これって危険なの?

    土や泥の塊が住宅の壁や軒下に張りついていることがあります。なにかの卵かな?とも思われる方もいるかもしれませんが、ハチの巣の可能性もあるのです。

     

     

    泥の塊から出てくる蜂の正体!

    土や泥の塊を見つけたら、ハチが出入りしていないか見てみましょう。泥で巣をつくるハチとして、ドロバチというものがいます。

     

     

    巣は比較的小さいものを作り、産卵後に泥で蓋をします。孵化した幼虫は、産卵時に巣の中に備蓄しておいた青虫などのエサを食べて育ち、次の春に蛹化、羽化して外へ出るといわれます。

     

     

    つまり、親のハチが出入りしている間は産卵されておらず巣を作っている最中であり、蓋がされた泥の塊をみつけたらその中でハチの幼虫が育っていると卵のような状態いうことです。

     

     

    ドロバチってどんなハチ?

    ドロバチは全体的に黒っぽい色をしており、腹部に黄色い線が2本入っているハチです。体長は15~30ミリメートルとなっており、7月から9月に活発に活動します。幼虫は蛾の幼虫や青虫を食べ、成虫は花の蜜をエサとします。

     

     

    日本全国に広く生息しており、昼間活動しています。天敵はドロバチヤドリニクバエというハエであり、幼虫が育つ巣の中にハエの幼虫が寄生してハチの幼虫のためのエサを食べるとされています。

     

     

    ドロバチといっても、「ドロバチ」「トックリバチ」「スズバチ」と3種類がおり、トックリバチは壺のような巣を作るとされています。巣は主に、住宅の軒下やベランダや屋根裏や天井裏にも作ることがあります。巣が泥で作られるため、外壁が汚れてしまう被害もあります。

     

     

    ドロバチって危険なの?

    腰が細くくびれがあるドロバチ。そのためお尻にある針が協調されますが、人をめったに刺すことがなくおとなしいハチです。

     

     

    ミツバチやスズメバチのように女王蜂を中心に集団で行動をしない種類なので、巣を守るために人に襲うことがありせん。そして、成虫となって飛び出した巣は再利用されることはありません。ただ、中にハチがいる状態で巣を壊したりすると刺されることもあるので注意が必要です。

     

     

    要注意!地面の中にはオオスズメバチの巣がある可能性も!

    要注意!地面の中にはオオスズメバチの巣がある可能性も!

     

     

    地面からハチが出入りしている場合は、土の中に巣があることもあります。知らずに踏んでしまうと危険なので、どんなハチが土の中に巣をつくるのかをしっかり理解しましょう。

     

     

    地面の土の中に巣を作るハチの正体

    地面の土の中に巣を作るハチはオオスズメバチというハチです。巣は外壁が薄い状態になっており、底が抜けた形をしていることが多いです。巣が大きくなると、土を掘って巣をさらに大きくしていきます。大きいもので直径30センチメートルを超えるものがあるので、注意が必要です。それぐらいの大きさになってしまうと、中のハチは数百匹を超えているでしょう。

     

     

    オオスズメバチは、女王蜂が40~55ミリメートルで働き蜂は27~40ミリメートルの大きさをしています。頭がオレンジ色をしており、腹部は黒色単体や黒と黄色の縞模様をしています。羽は茶色です。

     

     

    時速約40キロメートルで飛ぶことも可能で、狩りをおこなうときは約100キロメートルもの距離を飛ぶことがあります。天敵は、哺乳類のクマや野鳥のハチクマとされています。

     

     

    オオスズメバチはかなり危険!見つけたときは絶対に近寄らない!

    土の中にあるオオスズメバチの巣は、なかなか見つけにくいです。そのため、安易に踏んでしまうと大量のハチに襲われることがあり、危険です。そして、オオスズメバチは日本で最も強力の毒をもっており攻撃性も高いハチなので、特に気を付ける必要があります。

     

     

    少しでもハチが土の中に出入りしているなと思ったら、近寄らないようにしましょう。

     

     

    もし、ハチの巣を見つけたら?

     

     

    土の中や泥や土でできたハチの巣を見つけたら、どうしたらいいのか?ハチの巣によって対処が異なるので見ていきましょう。

     

     

    放置してもよい場合

    泥で巣を作るドロバチの巣は駆除する必要はありません。巣を守っているハチがいるわけでもないので、襲われることもありません。中の幼虫が成長して空になった巣を見つけたときは、その巣が再利用されることはないので取り除いても大丈夫です。外壁が傷つくことがあるので、ガリガリとしすぎないようにしましょう。

     

     

    危険がある場合は駆除を!

    土の中に巣を見つけたり、オオスズメバチを見かけたりした場合は、業者に駆除を依頼しましょう。土の中の巣は自分ではどのぐらいの大きさなのかを把握することができず、完全に駆除することは不可能です。オオスズメバチの毒はとても強力で危険ですので、もし大量のオオスズメバチに襲われたらとても危険です。

     

     

    そのため、しっかりと業者に依頼して巣の大きさを把握したのちに駆除してもらいましょう。

     

     

    まとめ

    ここまで、土の中や土や泥でハチの巣を作るハチについてご紹介してきました。土や泥で巣を作るドロバチは集団で行動せず、巣を守ることもしないので駆除しなくてもよいでしょう。刺される危険なこともありません。しかし、土の中に巣を作るオオスズメバチは刺されたら毒性が強いので危険です。

     

     

    巣見つけづらいため、知らぬ間に踏んでしまうととても危険なので、ハチが土の中に出入りしているなどといった状況であれば業者に依頼しましょう。すぐに対応してくれるでしょう。

    蜂の巣はスプレーで駆除できる?効果絶大な撃退方法

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    蜂の巣はスプレーで駆除できる?効果絶大な撃退方法

     

    自宅に蜂の巣ができてしまえば一大事です。刺される危険性もあるため早急に駆除する必要があります。しかし、蜂の巣駆除と聞くとやはり恐怖感が募ってくるのではないでしょうか?ハチに刺されてしまうかも…と思うとなかなか手がでませんよね。

     

    しかし今回ご紹介する方法で駆除をおこなえば、その心配を減らすことができるかもしれません。その方法とはスプレーの使用です。蜂の巣を駆除するにあたりスプレーの使用はとても効果的な方法になります。それは一体なぜなのでしょうか?

     

    今回はその理由と絶大な効果を持つスプレーの選び方、安全な駆除方法をご紹介します。駆除後の予防法とともに知っておくとよいでしょう。

     

     

    駆除をはじめる前に、まずは蜂の種類をチェック

    ハチの駆除をはじめる前に、まずは蜂の種類をチェックしなくてはいけません。種類によって駆除方法や必要な道具が変わるため、正確に把握しておく必要があります。蜂の種類は目視した姿だけでなく、巣の形からも確認することが可能です。

     

    被害件数の多い蜂のそれぞれの特徴を以下でご紹介しているので、違いをしっかりと理解しておきましょう。安全に駆除するために必要な知識のひとつです。

     

    ●ミツバチ

    ミツバチの体長は20mmほどで、比較的小さめになります。巣には巣板と呼ばれる平たい板がいくつもあり、それが巣を構成しているのです。巣が大きくなるにつれ巣板の数も増加していきます。大きいもので数千~数万匹規模の巣もあるので、巣板の数から危険性を見極めることが可能です。

     

     

    ●アシナガバチ

    アシナガバチの体長は2㎝ほどで、胴体が黒く、鮮やかな黄色の縞模様があります。胴体にくびれがあるため、他の蜂に比べたら少し細めです。その名の通り脚が長く、フラフラと飛んでいます。巣の色は灰色で、傘を開いたような形をしています。

     

     

    ●スズメバチ

    スズメバチの胴体はオレンジ色をしていることが多いです。アシナガバチに比べ胴が太いため見分けることができます。まっすぐと素早く飛ぶといった特徴もあるため、見かけたさいに確認してみてください。巣の形状は球体で、茶色や薄茶色をしています。

     

    駆除は自分でできる?危険性と護身術

    駆除は自分でできる?危険性と護身術

     

    蜂の駆除を自分ですることはできますが、危険を伴う作業になります。しかし、どうしても自分で駆除したいという方もいらっしゃることでしょう。

     

    そのような方はしっかりと危険性を理解しておくことで、より注意深く作業を進めることができるのではないでしょうか?身を守るための護身術もご紹介するので、ぜひ頭に入れておいてください。

     

     

    【蜂の危険性】

    種類によって異なりますが、蜂のなかには極めて攻撃的な種がいます。巣の近くを通るだけでも襲われることがあるので注意しなくてはいけません。

     

    ミツバチなどの比較的温厚な性格の蜂であっても、むやみに近づいてしまえば刺される危険性があります。一匹に襲われるだけでなく、大群で襲われることもあるので要注意です。被害に遭わないためにもなるべく刺激を与えないようにしてください。

     

     

    【蜂から身を守るための護身術】

    蜂から身を守るために意識しておくべき重要なポイントは2つあります。

     

    1.近づかないようにする

    アシナガバチには、巣の近くで何かが動くとすぐに攻撃をしてくるといった習性があります。そのため、むやみに近づかず、刺激を与えないように注意してください。一匹だけでなく、複数の蜂から刺される危険性もあるので要注意です。

     

    2.香水や整髪剤の使用を避ける

    香水や整髪剤などのニオイによって蜂を刺激してしまうことがあります。そのニオイを嗅いだ蜂に攻撃対象として認識され、刺されてしまうのです。一度人を刺した蜂からは興奮物質がまき散らされ、周囲の蜂にも影響を与えます。

     

    巣が自宅の周囲にあれば集中攻撃を受けてしまう恐れもあるため、なるべく使用するのを避けるようにしてください。

     

    効果絶大なスプレーの選び方

    蜂の見分け方や危険性をご紹介してきましたが、いよいよ駆除方法について説明していきます。今回ご紹介するのはスプレーを使用した駆除方法です。蜂の巣を駆除するためのスプレーにも種類があるため、より効果的なものを選ばなくてはいけません。効果絶大なスプレーの選び方を知って、巣を安全に駆除するようにしましょう。

     

    ■蜂の巣駆除に効果的な成分はピレスロイド

    蜂の巣駆除にスプレーを使用する場合は、「ピレスロイド」という成分が含まれているのか確認してください。ピレスロイドには、蜂の神経機能へダメージを与える効果があります。蜂に付着することでダメージを与え、蜂を確実に死に追いやることができるのです。

     

    ピレスロイドは自然に優しいため、人間への影響も少なくて済みます。体内に入ってしまっても、すぐに外へ排出されるため、少量であれば危険性はほとんどありません。

     

    しかし、短時間にたくさん吸い込んでしまった場合は要注意です。健康上の問題がでることもあるので、使用する際はマスクを着用するようにしてください。自分にかからないよう、風上から噴射するよう意識することも重要なポイントになります。

     

    スプレーを使って蜂の巣を駆除する方法

    スプレーを使って蜂の巣を駆除する方法

     

    蜂の巣駆除に必要な道具はスプレーだけではありません。他にも準備しておくべき道具があるのでご紹介します。

     

  • ●防護服
  • ●剪定バサミ
  • ●ゴミ袋
  • ●懐中電灯
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    防護服などは自分の身を守るために必須のものです。蜂に刺される危険性を減らすためにもしっかりと着用するようにしてください。ゴミ袋も巣を処分する際に必要になるため準備しておきましょう。懐中電灯は夜間時の駆除に必要になります。高所に巣がある場合は剪定バサミを用意しておくと便利です。

     

    ・駆除する時間帯

    蜂の巣を駆除する際は、まず時間帯を意識するようにしましょう。アシナガバチとスズメバチの巣の駆除は、暗くなってくる夕方におこなうのがベストです。具体的な目安は懐中電灯がなくては見えない程度です。この2種は暗くなると同時に巣に戻るため、残さずまとめて駆除することができます。

     

    ミツバチの場合は少し異なり、朝6時前ごろにおこなうようにしましょう。ミツバチは夜から朝にかけて巣へ戻る習性があるからです。せっかく駆除するのであれば、もっとも適した時間帯におこなうようにしましょう。時間帯を知ることができたら、次は具体的な駆除方法についてご紹介していきます。

     

     

    ・スプレーを使った駆除方法

    まずもっとも必要なスプレーですが、これは2本用意しておくようにしてください。1本では足りなかったというトラブルを避けるためにも、準備は入念におこなうようにしましょう。

     

    アシナガバチとミツバチの巣を駆除する場合は、1本目のスプレーを直接吹きかけていきます。蜂が巣から出てこなくなるくらいまで吹きかけるようにしましょう。目安としては、約60秒間です。

     

    スズメバチの巣の場合は、最初に巣の入口にスプレーボンドを吹きかけてください。ボンドの粘着性により巣の中の蜂は外へ出てこられなくなります。蜂が出てこないのを確認したら、殺虫剤にスプレーノズルを取り付け、中央辺りにある巣の丸い箇所に突き刺し、60秒間ほど吹きかけます。こうすることで蜂を駆除することが可能です。

     

    蜂を駆除し終えたら、巣を撤去しなくてはいけません。アシナガバチとスズメバチの巣は、蜂がいなくなってからおこなうようにしてください。スズメバチの巣は、スプレーを噴射し終えたらそのまま取り出してゴミ袋に捨てましょう。巣が高い位置にあるようでしたら、棒でつついて下に落としてからゴミ袋に入れるようにしてください。

     

    蜂の巣を撤去も済んだら、再びスプレーを吹きかけます。巣に蜂が残っていれば危険であるため、予防としてもう一度吹きかけておくのです。ゴミ袋に殺虫剤が蔓延するまで噴射し、その後袋を密閉してあげましょう。

     

    以上が蜂の巣駆除をスプレーでおこなう方法になります。撤去した蜂の巣は1日ほど放置し、地域の自治体の指示や区分に従い処分するようにしてください。

     

    蜂の巣駆除はとても危険な作業になります。完全に駆除しなくては再び巣を作られてしまう可能性もあるため要注意です。駆除方法をご紹介してきましたが、自分での作業が難しいと感じた場合は迷わずプロの業者に依頼するようにしてください。

     

    巣の大きさが25㎝以上の場合は、とても危険な状態であるためプロにまかせるようにしましょう。経験豊富なプロがトラブルを解決に導いてくれます。

     

    今後、蜂の巣を作らせない!駆除後は徹底的に予防を

    今後、蜂の巣を作らせない!駆除後は徹底的に予防を

     

    蜂の巣の駆除方法をご説明してきましたが、理想を言うのであれば巣を作らせないことがもっとも目指すべきところでしょう。今後巣を作らせないようにするには、このタイミングでの予防が効果的です。徹底的に予防し、蜂の被害を未然に防ぐようにしましょう。

     

    ●殺虫剤をかける

    駆除後も、ピレスロイドが含まれている殺虫剤を巣のあった場所に吹きかけるようにするとよいです。ピレスロイドには蜂を寄せ付けない効果もあるため、予防としても使用することができます。

     

    殺虫剤が残っている間は蜂が寄ってこなくなるため、巣を作られることはほとんどありません。しかし、雨風を受けてしまうと効果が薄れていくので、定期的に吹きかけるようにしましょう。

     

     

    ●蜂捕り器の設置

    現在では蜂捕り器と呼ばれる捕獲装置が販売されています。蜂の好む成分が容器に含まれており、巣のあった場所に吊るしておくことで、成分に釣られて蜂が閉じ込められるのです。

     

    薬剤であれば効果が徐々に弱まっていくため、この蜂捕り器も設置しておくとより徹底的に予防することができるでしょう。

     

    まとめ

    今回はスプレーを使用した蜂の巣の駆除方法をご紹介してきました。巣の駆除は自分でおこなうことが可能です。しかし、危険も伴う作業であるということを十分に理解しておいてください。

     

    まずは蜂の種類を見分け、しっかりと正しい手順で駆除をおこなうようにしましょう。せっかく駆除したのですから、今後同じ被害に遭わないためにもしっかりと対策を施しておくとよいです。自分での作業が難しいと感じた場合は、プロにまかせるようにしてください。それが一番安心できる方法になります。

    ツマアカスズメバチの特徴とは?その危険性と広がる被害

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    ツマアカスズメバチの特徴とは?その危険性と広がる被害

     

    ツマアカスズメバチというハチの存在をご存じでしょうか?日本ではあまり見ることもないため、私たちにとって身近なハチではないかもしれませんがとても危険なハチです。すでに世界では多くの被害が発生しています。

     

    今回はツマアカスズメバチの特徴をご紹介します。及ぼす被害もさまざまで、日本でも対馬を中心に被害が発生しています。現時点では生息地域も狭いですが、今後日本で被害が増える可能性もあります。特徴や危険性を理解しておくことで、見かけた際の正しい対処法を知ることができるでしょう。

     

    ツマアカスズメバチの特徴

    ツマアカスズメバチはインドネシア原産のハチです。しかし近年では生息地が拡大し、アジアやヨーロッパでも見かけることが増えてきました。働きバチの体長は約2cmで、女王バチの体長は約3cm程です。全体的に黒っぽい見た目をしていますが、腹部の先端のみ赤みを帯びているのが特徴的です。

     

    成虫は主に花の蜜や樹液を好むため、花や木があればそこに寄っていきます。しかし幼虫は肉食であるため、ハエやミツバチなど他の昆虫を食べて育ちます。成虫が花や木に寄っていくのは他の昆虫を捕獲する目的もあるのです。

     

    とても攻撃性が高いため、危険なハチとしても認知されています。攻撃対象を見つけると執拗に追い回し、襲撃してくるほどです。人間も被害を受けており、死者が出たケースもあるため注意しなくてはいけません。

     

    日本で見られるツマアカスズメバチは大人しい部類に分けられるそうです。しかしとても危険なハチであることは変わらないので、むやみに近付かないようにしましょう。

     

    ツマアカスズメバチによる被害

    ツマアカスズメバチによる被害

     

    ツマアカスズメバチが増加することで人への被害が増えるだけでなく、生態系へも影響を与えます。エサとして他のハチや昆虫を捕食するさいに他のハチを襲うことで、在来種のスズメバチよりも生息数が上回ってしまうのです。

     

    韓国ではすでにこのような現象が発生しており、生態系のバランスが崩れつつあります。日本でも小型のキイロスズメバチが多く生息している地域では、とくに生息数が増加しやすいため注意しなくてはいけません。

     

    他にも養蜂業や農林業へ被害が及ぶ可能性があります。幼虫はミツバチを好むため、生息数が増えてしまうと相対的にミツバチが減少してしまうのです。ある地域では、年に10箱以上の巣箱が襲われ全滅させられたと言います。

     

    ミツバチが減少することで養蜂業へ影響を及ぼしますが、農林業への被害にも注意しなくてはいけません。農作物のなかにはミツバチの受粉を利用しているものがあります。カボチャやキュウリ、イチゴなどが主な例です。

     

    ミツバチが減少してしまうと受粉作業を人の手でおこなう必要があるため、手間が増えてしまいます。効率性だけでなく、品質も落ちる可能性があるため、このまま被害を見逃すことができません。

     

    もちろん人への直接的な被害もあります。ツマアカスズメバチによる刺傷被害は多く報告されており、死者が出たケースもあるのです。攻撃対象を執拗に追い回す習性があるため、逃げることも困難になります。万が一見かけてしまった場合が近付かず、静かに距離を離すようにしましょう。刺されるととても危険なハチであるため注意が必要です。

     

    日本での被害が増える可能性は?

    日本で被害を受けているのは、現時点では対馬を中心とした九州地方のみと言われています。しかし、世界では生息地域が広がりつつあるため、日本も注意しなくてはいけません。対馬で最初に確認されたツマアカスズメバチは、一年程で島の北部から南部にまで生息地域を広げたと言います。

     

    日本ではこれ以上被害を増やさないよう、調査や対処法の研究をおこなっている段階です。現時点での対策は、これ以上侵入を許さないことと、発見したらすぐに駆除し、拡大を未然に防ぐというものです。生息域の拡大も早いため、早急に駆除することが重要なポイントになります。

     

    もし個人で見かけた場合は役所や業者に依頼し、駆除してもらうようにしましょう。日本全域に被害が広がらないよう、一人一人が強い認識を持っておくことが大切です。

     

    ツマアカスズメバチを駆除するには効果的な罠がある?

    ツマアカスズメバチを駆除するには効果的な罠がある?

     

    ツマアカスズメバチに、刺激を与えてしまうのはとても危険です。特定外来生物として指定されているため、発見でき次第役所に報告するのが一般的ですが、駆除に効果的な罠もあるのです。

     

    それは乳酸菌飲料が入ったペットボトルの使用です。2リットルのペットボトルに発酵させた乳酸菌飲料を入れておき、ハチが入ることのできるよう切り込みを入れておきます。切り込みから発せられるニオイに誘われ、ペットボトル内に入り、ボトル内で溺死するのです。

     

    この罠はとても効果的で、対馬に3ヵ月間1400個程の罠を仕掛けたところ、約1600匹もの女王蜂を捕獲できたそうです。罠を効果的に使用することで被害の拡大を防ぐことができるでしょう。

     

    まとめ

    ツマアカスズメバチは攻撃性が高いためとても危険なハチです。攻撃対象として見られた場合は逃げることが困難になるため、近付かないようにすることが最も重要になります。養蜂業や農林業だけでなく、他の昆虫の生態系にも悪影響を及ぼすため、生息数がこれ以上増加するのは危険なことです。

     

    生息地域の拡大スピードが早いというのも厄介なポイントになります。日本での被害はまだあまり広がっていませんが、今後はどうなるのか分かりません。

     

    しかし、私たちが特徴や習性を知っておくことで、確認でき次第駆除を依頼することができます。このまま野放しにしていると被害は増加する一方であるため、見かけた際に素早く対処できるよう、知識として覚えておくようにしましょう。

     

    自力での駆除

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    ご自宅にハチの巣ができしまった場合、自力でそれを駆除しようとする方もいるのではないでしょうか。
    しかし、それは本当に正しい方法なのか。ハチの巣の駆除にはどのようなアイテムが必要なのか。ここではハチの巣の駆除に対する準備物をご紹介します。
    ハチの巣駆除でまず大事なのは防護服です。専用の防具服があるのとないのとでは安心感が違いますし、ハチに刺される危険性が格段に減少します。色はハチを刺激しないように白で統一されています。
    次に殺虫剤。巣に近づいた際に、襲われる危険性を回避するためにも必ず用意してください。効果的なのは「ピレスロイド系」の成分が含まれているものとされています。少し離れた位置から巣に向かって大体60秒ほど噴射し続けてください。その際に残量にも気を配る必要もあります。
    続いて長い棒。素手でハチの巣を触るのは危険ですしハチが一番密集する箇所ですので、これは近づかずにハチの巣を落とすために使用します。
    最後にごみ袋と補虫網です。落としたハチの巣は最後ごみ袋に入れて処理します。また捕虫網があれば、近づくのを避けてごみ袋に入れられるため便利です。
    などと、ここまで自力でハチの巣を駆除するための方法を紹介しましたが、その際に最も大事なのが、無理をしないことです。
    自力で駆除する場合にはどうしても刺される危険性があります。
    これはもう無理だと限界を感じた方は、無理せずハチ駆除を行っている業者に依頼するのがおすすめです。
    またその際は当サイトをご利用してみてはいかがでしょうか。

    無料相談専用フリーダイヤルは24時間受付中フリーダイヤル0120-949-892
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