ハチの巣は、はじめは女王バチだけで作り始めるものですが、やがて成長した働きバチが加わると、一気にサイズが拡大していきます。特にスズメバチの場合は巣の大きさもかなり大規模な物になり、バスケットボール大の大きさの巣も珍しくありません。一方でアシナガバチのように比較的小型の巣もあります。
これらは、冬になると蛻の殻になっていることがほとんどですが、それは何故でしょう。
実はスズメバチやアシナガバチは働きバチは基本的に越冬すること無く、その年1年で死んでいきます。一方女王バチは越冬し、次の春にはまた巣を作り始めます。
ここで気になるのが、ハチは巣を再利用するかどうかです。夏の間に駆除したり、あるいは冬まで待って空になった巣は、放置しておいても問題ないのでしょうか。
結論としては、基本的に問題はないようです。基本的にハチの巣はワンシーズン使い捨てのものだからです。
但し、巣の材料をそのまま転用することはあるようで、元の巣を取り込むように、新しい巣が出来ているパターンも有るようです。また、ミツバチはアシナガバチやスズメバチと異なり、同じ巣を使い続けるようです。
もし心配であれば、高所のものなどは特にハチ駆除のプロに撤去してもらうことをおすすめします。