日本に生息するハチの中でも特に凶暴なのが、スズメバチです。集団行動をするハチが、近づいてきた人間から巣を守ろうとするために、人がハチに刺されるという被害を引き起こします。特に巣が大きくなり繁殖の時期になると、ハチは最も凶暴になるので気をつける必要があります。ハチは一般的に視力が良くありません。そのため赤や黒などの濃い色に対して攻撃性を強めるのです。スズメバチの場合も例外ではありません。山の中ではスズメバチは土の中に巣を作ることが多く、登山などで気付かずに巣に近づいてしまう事があるのです。登山では特に鮮やかな蛍光色の服を身につけていることが多いことからも、スズメバチの攻撃対象になってしまうことが多く見受けられます。ハチは素早く動くものにも反応します。そのためあわてて逃げようとしてハチを刺激し、刺されてしまうこともあります。またスズメバチはにおいにも敏感なので、香水や整髪料に含まれる成分や、人間の汗に反応して攻撃をしかけてくる場合があります。もし自宅にハチの巣を発見したら、ハチ駆除のプロに依頼するのが良いでしょう。駆除作業に慣れていない方が、うかつに近づくと刺されてケガをする恐れがあります。小さなお子様がいらっしゃるご家庭では特に注意をしたいものです。