樹洞、という言葉を聞いたことはありますか?特に広葉樹の場合に見られるもので、簡単にいえば、木の幹などの中に出来た空洞のことです。
元々、木というのは成長している一部分以外の物質はセルロースの繊維でできていて、つまり死んだ部分と言っても良い部分です。何らかの原因で菌類などが侵入して、死んだ部分を分解してしまうと、木の中に大きな空洞が出来てしまうのです。
こうした空間は、多くの動物や昆虫の住処となるのですが、ハチの一部もこうした場所に巣を形成します。
モンスズメバチという種類のスズメバチは、樹洞に木を作ることで有名な種類です。モンスズメバチは夜間にも活発に行動し、住宅付近にも巣を作ります。攻撃性も比較的高いため、庭木の樹洞などに巣を作られてしまうと、被害が大きくなる傾向にあります。また、オオスズメバチも樹洞に巣を作る事で有名です。
樹洞に巣が作られると厄介なのは、巣の全体像が見えない部分に理由があります。
軒下などにぶら下がった巣であれば、巣の大きさから大体の規模がわかります。しかし、樹洞ではその奥にどれだけの巣ができているのか分からないのです。
小さい巣だと思ったら、数千匹近い大規模な巣だという事もあり得ますから、樹洞に出来た巣は絶対に迂闊に触らず、当サイトにまずはお電話ください。