暖かくなってくると、冬眠していた虫たちも一斉に行動を始めます。虫のなかには毒をもつものもいますが、そのなかでも危険なのが蜂です。例年3月末あたりに女王蜂は冬眠から目覚め、主に4~6月にかけて巣作りに向けて精力的に活動するようになります。できることなら、このシーズンのうちに蜂を撃退しておきたいものです。なぜなら、放置すると巣が拡大してしまうだけでなく、夏の終わりから秋にかけては蜂が凶暴化します。そうなると、蜂駆除は大変難しくなるわけです。放っておけば放っておくほどリスクが増すのですから、早め早めに対処しなければなりません。もし4~6月に自宅周りなどで蜂を見かけたらすぐに駆除しましょう。幸い、4~6月は大概の場合において女王蜂しか存在しません。冬眠から覚めたばかりの女王蜂は栄養が不十分で弱っているので、駆除しやすいと言われます。市販の殺虫剤のなかには蜂に効果のあるものもあるので、それらを吹きかけるのも手ですが、やはり弱っているとは言え蜂。近づくのは勇気が必要です。もし何度もベランダで見かけるなど、身の危険を感じるようならハチ駆除のプロに相談するのもよいでしょう。また、蜂の巣作りのスピードは驚異的です。蜂の種類にもよりますが、1日で人間の拳ほどの大きさまで巣を成長させるとも言われます。このような場合にもご自身で巣を取り除き、駆除される方もいらっしゃるようですが、蜂に刺されれば最悪の場合は死に至る可能性もあります。そのようなリスクを取るよりも、蜂駆除の知識を持つハチ駆除のプロの方に委ねた方が賢明かもしれません。