冬になりますと、危険なスズメバチやアシナガバチは大きく数を減らしますので、ハチ被害に遭う確率も大きく低下します。今のうちに、ハチに対する正しい対処方法を覚えておいてはいかがでしょうか。間違った対処をしてしまいますと、さらに大きな被害を受けることも珍しくありません。ここでは、ハチに刺された際の正しい対処方法と間違った対処方法をご紹介いたします。
ハチに刺されますと、蜂毒が注入されてしまいます。蜂毒は激しい痛みを引き起こしますし、最悪の場合アナフィラキシーショックを発症する事もあります。そのため、毒を抜いてしまわなければいけません。この時、間違った対処方法として有名なのが「口で吸い出す」という方法です。映画や漫画などで見かけるかも知れませんが、これを行いますと口から毒を体内に入れてしまう恐れがあります。最適なのは毒の吸引器(リムーバー)を利用する事ですが、それが無ければ基部口の周囲をつまんで、血と共に搾り出します。
また、刺したハチがミツバチの場合も要注意です。ミツバチが針を刺しますと、その針は抜けてしまいます。そして、その針には毒嚢と呼ばれる毒が詰まった袋が付いています。もしも指で毒針を抜こうとすれば、毒嚢をつぶして毒をさらに注入してしまいます。それを避けるためには、ピンセットでつまむか、カードなどで横から払うように取り除いてください。
他にも、ハチ対策として間違った方法を覚えている方がいらっしゃるかもしれません。ハチ駆除の際には、ハチのプロから正しい対処方法を学んでおくと良いでしょう。そうすれば、最悪の事態を避けることに繋がるのです。
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